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駐車場舗装の種類5選!各舗装工法の特徴とメリット・デメリット

舗装は一度施工すると簡単にやり直すことができないため、駐車場の舗装方法の選択はとても重要になります。どの種類の舗装にするのかは慎重に判断しなければいけません。
舗装の種類によって耐久性や費用、景観が変わるので、後悔しない駐車場を作るためにはそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。

駐車場舗装の種類は大きく分けて5つあります。

・アスファルト舗装
・コンクリート舗装
・敷き砂利舗装
・インターロッキングブロック舗装
・人工芝舗装

それぞれの舗装の特徴とメリット・デメリットを理解し、適したものを選びましょう。

 

アスファルト舗装

アスファルト舗装は養生期間が短く、最短1日で車で乗ることができます
一般住宅の駐車場にはやや不向きですが、費用を抑えられるメリットがあります。
コンクリート舗装と比べたとき、「表面にざらつきがあり滑りにくい」「透水性のため汚れが目立たない」という特徴がありますが、経年劣化が早い、耐久性が低い、気温が高いと表面が柔らかくなり駐車すると凹むなどのデメリットがあります。
細かな種類としては「通常舗装」の他に、水はけに配慮した「透水性舗装」「排水性舗装」、透水性と排水性を組み合わせた「保水性舗装」、赤外線を反射する「遮熱性舗装」、特殊セメントミルクをアスファルトに浸透させた「半たわみ性舗装」という舗装があります。

・通常舗装

通常舗装は、表層で雨水を受け止めて舗装面の脇に流す舗装です。施工から比較的早い時間で使用でき、車の重さにも十分対応できます

・透水性舗装

透水性舗装は、舗装です。

透水性舗装は、小さな穴が空いているアスファルトを使用し、表層と基層の両方に雨水が浸透して下に排水する、浸透に優れている舗装方法です。主に地形的に水溜まりができやすい場所や、水はけが悪い場所に駐車場を作る際に使用されます。一般的なアスファルト舗装よりも蓄熱性が少なく、表面温度を抑えてくれる特徴があります

・排水性舗装

排水性舗装も、透水性舗装と同じく小さな穴が空いたアスファルトを使用します。表層だけ雨水が浸透し、基層で雨水を受け止めて脇に排水します。水溜まりを防ぐだけではなく、雨の日に駐車した際の水しぶきや、騒音を防ぐ効果もあります

・保水性舗装

保水性舗装は、透水性舗装と排水性舗装を組み合わせた舗装方法です。保水層に水を溜めておき、高温によって水を蒸発させます。そうすることで自然と表面温度が下がり、環境への配慮が可能です。

・遮熱性舗装

遮熱性舗装は、アスファルトの表面に赤外線を反射する材料を塗布する舗装方法です。必要以上に熱を吸収することなく、保水性舗装と同じように環境への配慮が可能です。

・半たわみ性舗装

半たわみ性舗装は、アスファルト舗装とコンクリート舗装の要素を組み合わせた舗装方法です。アスファルトの持つ曲げやすさ(たわみ性)と、コンクリートが持つ耐性強度を兼ね備えています。大型トラックや重機用の駐車場に使われることが多いです

駐車場舗装

 

コンクリート舗装

コンクリート舗装は、砂と砂利、セメントと水を混ぜて固める舗装方法です。耐久性が高く、メンテナンスがほとんど必要ないので、住宅の駐車場に使用されることが多いです。一方でアスファルト舗装のように、広い面積にコンクリート舗装だけの施工はできず、6〜15m²くらいの間隔に、区切りの「目地」を入れる必要があります。また、アスファルト舗装よりもやや費用が高い傾向にあります。

・土間コンクリート舗装

土間コンクリート舗装は、砂と砕石とコンクリートを混ぜ合わせた「コンクリート合材」を敷き詰める舗装方法です。見た目が均一で美しく、耐久性も高いです。アスファルトよりも表面温度が高くなりにくいというメリットがあります

・スタンプコンクリート(デザインコンクリート)舗装

スタンプコンクリート(デザインコンクリート)舗装は、駐車場をよりオシャレにしたいときに使用される舗装方法です。コンクリートを直接加工して、実物のレンガや石張りなどのように仕上げることができます住宅の外観に合わせて駐車場を作ることができます

 

敷き砂利舗装

敷き砂利舗装は、駐車場の一帯を砂利で敷き詰める舗装です。他の舗装方法と組み合わせて施工できる舗装で比較的施工費が安く、水はけが良いのが特徴です。自然な雰囲気が演出でき、人が歩くと音が鳴るため防犯効果もありますが、車が走ったり人が歩いたりするたびに砂利が動いてしまうため、「砂利を慣らす」「減った砂利を補充する」などのメンテナンスが必要です。
また、車の重さで飛び石が起き、車や建物に当たる可能性があります。一時的に舗装する、他の舗装方法と併用するなど柔軟な使い方ができるのも便利です。

 

インターロッキングブロック舗装

インターロッキングブロック舗装は、排水性とデザイン性を兼ね備えた舗装方法です。駐車場の上に砕石を敷き、その上に砂、さらにその上にブロックを敷き詰め、水はけをよくします。
カラーバリエーションが豊富でブロックの色や種類、デザインを自由に組み合わせることができるので、舗装の種類の中ではデザインの自由度が高い舗装です。
コンクリート舗装よりざらつきがあるため滑りづらく、砂利舗装より雑草が生えづらいのもメリットです。ただし、ほかの舗装より費用が高くなることがあります。

 

人工芝舗装

人工芝舗装は、名前の通り人工芝を敷き詰める舗装方法で、ポリエチレンなど合成樹脂製を使った舗装のことです。他の舗装に比べると自然な空間にでき、水やりやメンテナンスも必要なく、見た目が良いのが特徴です。アスファルトやコンクリートと比べて耐久性は低いですが、車の重みにもしっかり耐えられ、充填材をすき間に入れることで強度を高めることができます。敷き砂利舗装よりも費用がかかります。
他の舗装方法と併用する使い方も多いです。

 

各舗装工事のメリット・デメリット

 

アスファルト舗装

メリット デメリット
・施工期間が短い ・コンクリートより耐久性が低い
・費用が安い ・表面温度が上昇しやすい
・排水性が高い ・メンテナンスが必要
・騒音が少ない ・暗い印象に見える
・広い面積に向いている ・補修費用がかかる
・補修が容易
・汚れが目立たない
・滑りにくい

 

コンクリート舗装

メリット デメリット
・耐久性が高い ・施工期間が長い
・表面温度が上がりにくい ・費用が高い
・メンテナンスの頻度が少ない ・ひび割れする
・維持費がかからない
・見た目が綺麗

 

敷き砂利舗装

メリット デメリット
・費用が安い ・タイヤの跡が付きやすい
・施工期間が短い ・飛び石しやすい
・水はけが良い ・メンテナンスが必要
・撤去が簡単
・防犯対策になる

 

インターロッキングブロック舗装

メリット デメリット
・ひび割れしにくい ・費用が高い
・見た目がオシャレ ・メンテナンスが必要
・解体がしやすい ・表面がデコボコになりやすい
・破損箇所だけ修理できる ・下地の施工が悪いと機能が低下する
・種類が豊富 ・施工期間が長い
・水はけが良い
・耐久性が高い

 

人工芝舗装

メリット デメリット
・費用が安い ・貼り替えが必要
・デザイン性がある ・へたりやすい
・手軽にできる ・雨の日は滑りやすい
・メンテナンスがほぼ不要 ・施工費用がかかる
・種類が豊富 ・車の出入りで劣化する
・変色しづらい

 

おすすめの駐車場舗装

どの駐車場舗装で施工するか悩んだときには、駐車場の条件や自分自身のこだわりで考えてみましょう。
広い土地で駐車場経営をしたい場合やお店の広い駐車場には、比較的安価で広い面積に向いているアスファルト舗装がおすすめです。
自宅の駐車場で見た目の美しさにこだわりたい場合はデザインコンクリートやインターロッキングブロック舗装、人工芝舗装をおすすめします。
一時的に空き地を駐車場にするのであれば砂利舗装でも良いと思います。
初期費用を抑えるかランニングコストを抑えるか、耐久性を重視するか、見た目を重視するか、広い駐車場か自宅の駐車場か、など重要視する部分や用途によって適正な舗装方法は変わります。

 

まとめ

今回の記事では5種類の舗装方法を紹介しました。それぞれメリット・デメリットがあり、どの方法が一番良いかは条件や好みによって変わるでしょう。費用面・耐久性・機能性・デザイン性など、総合的に判断し、自分に合った駐車場の舗装を行いましょう。

 


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